AIでラクラク!初心者でもできるChatGPTを使ったLINEスタンプの作り方完全ガイド
ChatGPTを活用すれば、アイデア出しからキャッチコピー、スタンプのセリフ作りまで、LINEスタンプ制作の大部分を効率化できます。この記事では、ChatGPTを上手に使ってオリジナルのLINEスタンプを作る方法をわかりやすく解説します。イラストが描けない人でも、創造力とツールの力でスタンプ作りが可能です。
ChatGPTとは何か
ChatGPTは、OpenAIが開発したAIチャットツールです。テキストベースの対話が得意で、スタンプに使えるセリフやアイデアを無限に生み出すことができます。誰でも無料または有料プランで利用可能で、スマホやパソコンからすぐに使えます。
※ChatGPTの始め方については、こちらの記事を参照してください。
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ChatGPTを開きます。 |
スタンプのテーマやキャラのアイデアを出す
LINEスタンプを作るには、まずテーマやキャラクターのアイデアが必要です。ChatGPTに「かわいい動物キャラのアイデアを10個教えて」などと質問すれば、すぐに使えそうなキャラクター案を提案してくれます。季節限定スタンプや感情表現スタンプなど、ジャンルに応じた提案も可能です。
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かわいい動物キャラのアイデアを出してくれました。 |
セリフや表現をChatGPTに作ってもらう
スタンプのセリフは、短くて使いやすいものが好まれます。ChatGPTに「日常会話で使えるLINEスタンプ用のセリフを20個考えて」などと依頼すれば、便利な候補を一覧で出してくれます。タメ口、敬語、関西弁など、口調の指定もできます。
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日常会話で使えるセリフを提案してくれました。 |
画像作成AIと組み合わせてイラストを準備する
ChatGPT単体では画像は作れませんが、画像生成AI(DALL·E、Midjourneyなど)と組み合わせることで、スタンプ用イラストも作れます。ChatGPTに「LINEスタンプに使えるポーズを10個教えて」と聞けば、画像生成のヒントも得られます。
プロンプト(指示文)を与えて画像を作る
ChatGPTでは、無料プランのユーザーもDALL·Eによる画像生成機能にアクセスできます(ただし、一部制限がある場合もあります)。そのため、以下のように使うことができます。
- ChatGPTに画像を作ってほしい旨を伝える(例:「もっちりハムスターのLINEスタンプ用イラストを作って。セリフは『またね〜』、ポーズは手を振っている感じで」)。
- ChatGPTが自動でDALL·Eを使って画像を生成
- 修正があればChatGPTに指示を出す(例:「背景を透明にして、もう少しシンプルな色合いにして」)
- 生成された画像を確認・保存する
生成画像は著作権の扱いに注意しつつ、LINEスタンプ用に加工が必要な場合があります。
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セリフも入ったもっちりハムスターのイラストが完成しました。 ここでははじめから背景透過の指示も出しています。 |
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画像をダウンロードします。 PNG形式の画像が保存されました。 |
必要な数の画像を生成する
LINEスタンプは、最低8個から最大40個までを1セットとして販売することができます。選べるスタンプの個数は、以下の5種類です。
- 8個
- 16個
- 24個
- 32個
- 40個
制作のペースやスタンプの構成にあわせて、自由に個数を選べます。まずは8個からスタートし、後から追加していくことも可能です(ただし、販売後の追加には再申請が必要です)。
ChatGPTでスタンプ画像のサイズを調整する
LINEスタンプに使用する画像には、以下のような条件があります。
- メイン画像(1個):横240px × 縦240px、PNG形式(背景は透過)
- スタンプ画像(最大40個):横370px × 縦320px(最大)、PNG形式(背景は透過)
- トークルームタブ画像(1個):横96px × 縦74px、PNG形式(背景は透過)
ChatGPTでは、以下の手順で画像サイズを調整できます。
- ChatGPTのチャット欄に画像をアップロードする
- テキストで「この画像を歪めずに370×320ピクセルに調整して」と入力する
- 数秒でリサイズ済みの画像が表示される
- ダウンロードして保存する
この方法なら、特別なツールを使わずに簡単に画像サイズを揃えることができます。
※無料プランでは、画像のアップロード、リサイズ、編集指示等にも回数制限があります。
※「LINEスタンプメーカー」アプリを利用する場合は、透過PNGの作成や画像サイズの調整を自分で行う必要はありません。画像をアプリに読み込むだけで、自動的にスタンプ用に最適化されます。
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ここから画像をアップロードします。 |
スタンプ販売の際に必要な「タイトル」や「説明文」も、ChatGPTに頼むことで効率的に作成できます。たとえば、「もっちりハムスターのLINEスタンプの説明文を日本語と英語で作って」などと指示すると、多言語対応のテキストも簡単に得られます。
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日本語と英語のスタンプ説明文を作ってくれました。 |
LINEスタンプを申請するには
LINEスタンプを販売するためには、スタンプ画像をLINEのプラットフォームに申請する必要があります。申請方法は2通りあり、「LINEスタンプメーカー」を使う方法と、「LINE クリエイターズマーケット」に自分でアップロードする方法があります。
LINEスタンプメーカーに取り込んで申請する
LINEスタンプメーカーは、スマホだけで簡単にスタンプを作って申請できる公式アプリです。完成した画像やテキストをLINEスタンプメーカーで組み合わせれば、簡単にスタンプセットを作成できます。画像を読み込んでタイトルと説明文を入力するだけで、申請まで一気に進められます。審査に通れば、LINE ストアでの販売も可能です。
※詳しい申請の手順については、「スマホだけ!初心者でも簡単にできるLINEスタンプメーカーを使ったLINEスタンプの作り方ガイド」を参照してください。
LINEクリエイターズマーケットにアップロードして申請する
より自由なデザイン編集を行いたい場合や、スタンプの販売管理を細かく行いたい場合には、「LINEクリエイターズマーケット」を利用するのが便利です。こちらはPCでの操作が中心です。申請の手順は以下の通りです。
- LINEクリエイターズマーケットにアクセス
- LINEアカウントでログインし、クリエイター登録を行う
- 表示情報(スタンプ詳細、販売情報、ライセンス証明)を登録する
- スタンプ画像をアップロードする
- タグを設定する
- 販売価格を設定する
- 審査をリクエストする
審査には通常数日かかりますが、問題がなければそのまま販売が開始されます。
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LINEクリエイターズマーケットにアクセスしました。 「登録はこちら」をクリックします。 |
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LINEのアカウントを持っていれば簡単にクリエイター登録ができます。 |
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マイページで「新規登録」をクリックします。 |
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「スタンプ」を選択します。 |
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①「スタンプ」を選択します。 ②英語のタイトルを入力します。 ③英語のスタンプ説明文を入力します。 ④「Japanese」を選択して「追加」ボタンをクリックすると日本語のタイトルと説明文を入力できるようになります(他の言語も同様に追加することができます)。 |
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⑤クリエイター名を登録します。 ⑥コピーライトを入力します。 ⑦「AIを使用しています」を選択します。 ⑧テイストのカテゴリを選択します。 ⑨キャラクターカテゴリを選択します。 ⑩公開/非公開を選択します。 ⑪LINEスタンププレミアムに「参加しない」/「参加する」を選択します。 ⑫販売エリアを選択します。 ⑬特集企画に「参加しない」/「参加する」を選択します。 |
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⑭スタンプアレンジ機能に「参加しない」/「参加する」を選択します。 ⑮「LINE Creators Collaborationのスタンプではありません」を選択します。 ⑯お試し送信キャンペーンに「参加しない」/「参加する」を選択します。 ⑰「手動で販売を開始」/「自動で販売を開始」を選択します。 |
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⑱「スタンプに写真を使用していません」を選択して 「保存」ボタンをクリックします。 |
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「アイテム管理」で「スタンプ画像」タブをクリックします。 |
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下にスクロールして「編集」ボタンをクリックします。 |
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「Upload」ボタンをクリックして メイン画像、トークルームタブ画像、スタンプ画像をアップロードしていきます。 |
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アップロードが終わったら「戻る」ボタンをクリックします。 |
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「アイテム管理」で「タグ設定」タブをクリックします。 タグを登録すると、LINEのトーク画面で入力した文字に該当するスタンプが自動的に候補として表示されます。 |
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「編集」ボタンをクリックしてタグを登録していきます。 タグの登録は任意です。 |
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画像に合うタグを選びます。 画像ごとに9個までタグを設定できます。 |
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設定が終わったら「戻る」ボタンをクリックします。 |
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「アイテム管理」で「販売価格情報」タブをクリックします。 |
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販売価格を選択します。 |
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選択が終わったら「保存」ボタンをクリックします。 |
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「リクエスト」ボタンをクリックします。 |
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「同意します」にチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。 |
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審査中です。 |
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スタンプが審査で承認され、販売が開始されました。 |
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